
あなたはペルソナマーケティングという、
マーケティング手法があるのをご存知ですか?
この手法、多くの成功企業が実施しているものなんですが、
僕達のように個人でお客様を相手にするお仕事にも、
とっても有効です。
スープストックの秋野つゆさん?
スープストックというお店聞いたことあると思います。
『無添加の食べるスープ』をコンセプトにして店舗展開から、
オンラインショップまで幅広く行い、
創業10年で売上42億円という成功企業。
このお店のテーマは、
『秋野つゆ』という架空の女性を設定して、
彼女が作るスープというのを想定して商品開発をしました。
その設定は細かくて、
秋野つゆは装飾性よりも機能性を好むタイプで、
フォアグラよりもレバーが好き、
プールでは平泳ぎではなく豪快にクロールで泳ぐなど、
まるでリアルに存在しているかのような感じ。
いわゆる擬人化。
開発中になにか問題があれば、
『これって秋野つゆじゃないよね』ってなもんです。
このようにターゲットを絞りに絞って、
そのニーズに答える形を、
『ペルソナマーケティング』といいます。
ここで重要なのは、
単なるターゲッティングと一体どう違うのかという点。
ペルソナのバックには多くの人々が
ペルソナはそもそも根拠もなく作り上げられた顧客像などではなく、
ユーザーの行動や背景を調査した、
マーケティングデータをもとに作成された、
裏付けのあるもの。
予想や予測の範疇ではじき出したイメージとは違います。
スープストックの秋野つゆで象徴的なのは、
細かい設定の基にストーリーが描かれている点。
具体的な分、
リアルな存在として人々の脳みそにインプットされます、
(実際は違っても)
そういう存在は共感を得やすく、
人々の記憶にも残るものなんですよね。